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銀杏BOYZを観た

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2年前にEARTH TENTで観てから早2年、あの時は峯田一人だったけど、この時は藤原寛と岡山健二というandymoriのリズム隊、そして解散したThe Cigavettesの山本幹宗、そして2の加藤綾太の五人体制だった。ついにバンド編成の銀杏BOYZが観られる!と個人的に意気込んでいたが、いい意味で憑き物が取れていて、より峯田個人のバンドとしての意味合いを強めていたにように見えた。

峯田一人で登場し「光」を歌い上げ、途中からメンバーが入場しバンドになっていった。サポートメンバー全員がそれなりのキャリアがあるからそれぞれ持ち味は出ていたが、むしろ4人とも銀杏BOYZを全うする」ことを意識していたように見えた。僕は初期の銀杏のライブを実際に観たことはないが、全員がぶつかりあうような総合格闘技っぽさはほとんどなくて、むしろ峯田やオリジナルメンバーに敬意を持ちながら、今の峯田のやりたいことと銀杏の伝統をうまく両立させていたと思う。

「若者たち」「駆け抜けて性春」でずっと銀杏を待ち望んでいた人たちが爆発していていた。でも個人的には「エンジェルベイビー」「新訳 銀河鉄道の夜」が今の銀杏を表しているように見えた。刹那的に生きていた銀杏BOYZという一つの生命体が、より大きな何かに変わろうとしているのだと思う。(ぴっち)