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2017年のライジングの大トリ、くるりを観た

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4年ぶりのライジングでのくるり。しかも大トリということで我々くるり民からは並々ならぬ期待を寄せられていたわけだけど、蓋を開けてみれば『アンテナ』再現ライブでした。いや実際は4曲しかやってないんだけど、雨の中疲れた身体で聴く「Morning Pepar」「Hometown」「黒い扉」(「ロックンロール」はアンコール)はドS師匠岸田繁の容赦ない洗礼でした。いや今思い返すとクリフのドラムは神がかっていたし、復帰したファンファンのコーラスが艶っぽくこれ以上ないご褒美だったわけだけど、雨の中オールナイトした直後の身体には染み渡り過ぎた。ただ、その後の「Long Tall Sally」からの「Superstar」は、『NIKKI』の収録順において「そのギターからなぜ繋げない!」状態だったので念願叶って泣いた。(わからない人は実際におうちで聴いて)

後半戦はファンファン加入後の最近の曲を連発。この辺は素直にくるり二人から「お帰りなさい」なのかなーと思ったり。ただ「everybody feels the same」でピークに持っていった後、間の悪いMCを挟みつつ「Liberty&Gravity」で締めるあたりが、13年前の夜明け前の同じステージで「ブルース」で締めた時同様、「フェスだからと言って盛り上げるとは限らないよ?」的な姿勢がまったく変わっていないことに頼もしさ(と少々の苛立ち)を感じました。くるり、ほんと変わんないよね!(ぴっち)